9月最終土曜日、トワイライトタイムから、話題のニューヨーク州ワインに出会う会を開催しました。
オバマ大統領の就任セレモニーに選ばれたワイナリー、2013年ニューヨーク州ワイナリーオブジイヤー…そうした肩書も素晴らしいのですが、そんな肩書が不要なほど、見事に心に染み入るワインの連続。
シャンパーニュ以外でもっともシャンパーニュらしい…とシャンパーニュ専門WEBマガジン編集長が吐息と共に洩らしたウォルファーエステートのブラン・ド・ブランからスタートし、キレが優しい、染み渡るドライ・リースリング2種に、清らかでもへこたれないロゼ、さらにまさに『プレスティージュ・カルト』、ピノノワールの常識を疑いたくなる凄みを纏った静寂なるヴァイオレンス『ハート&ハンズ』に、骨太ながら愛すべきチャーミングさをもつカベルネフランへ…
これらニューヨーク州ワインを、ニューヨークにちなんだアーティスト、曲をきき、ロゼからはビリー・ジョエルのシェイスタジアムライヴを見ながら…。心地よいサウンドと心地よいワイン。でもどこか幸せな狂気と快活な円熟を纏うビリーとワインの共通点。決して安いワインではありませんが、心地よいとはまた違う、体に沁み渡る優しく、美しい「戦慄」。大げさな言葉のようですが、実に衝撃的なワインたちでした。
ワインで世界旅行シリーズ、キプロスの白、レバノンのロゼ、アルゼンチン・メンドーサのマルベックなどに続いて、ここにも、どうしても伝えたいワインがありました。
ウォルファーエステート
スパークリングブリュット ブラン・ド・ブラン 2008
ロゼ 2012
アンソニーロード
ドライ・リースリング 2011
フォックスラン
ドライ・リースリング 2012
ハート&ハンズ
バレル・リザーブ ピノ・ノワール 2010
ラヴィーンズ
カベルネ・フラン 2011