The Rose of happiness

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Kingdom of holy cat

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antalya, hello again 4 ANFAS phots of beuty’s

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antalya, hello again 3 ANFAS phots

2014 FEB.19-20 ANFAS FOOD PRODUCT & BEVALEX @antalya turkey 

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antalya, hello again 2 @ANFAS turkish wine experience

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antalya, hello again 1 @ANFAS

再びのアンタルヤは2014年2月18日~21日。2013年11月13日~19日、トルコのリゾートエリアとして発展を続けるアンタルヤにて開催された『ヘルス・ツーリズム展』の取材。あわせて現地のスパ施設の視察という機会。それからわずか3か月。今度は本業の分野である酒と食の展示会『FoodProduct』『Bevex』でのレポートがミッション。毎年幕張メッセでにぎわいを見せるFoodexと同様のイベントと考えていただければよいだろうか。さすが日本のFoodexとまではいかないが充分にトルコが食の王国であることを実感できるイベントだった。

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Great cloud noise!

再びのトルコは、2月17日~24日。再びのアンタルヤと今度は初めてのイスタンブール。基本はワインと食のリサーチというミッション。その周辺情報として文化を探る…ということで、最初の話題はいきなり、「世界10大ダービーマッチ」ではないかと推察している、イスタンブールトライアングルダービーのひとつ、ガラタサライ対ベシクタシュ戦@ターク・テレコム・アリーナ。

今季リーグではもうひとつのイスタンブールのクラブ、フェネルバフチェの後塵を拝しているトルコナンバー1人気チームのガラタサライだが、この4日後に同所にチェルシーを迎えて、チャンピオンズリーグ決勝ラウンドの第1戦を戦うだけにここは…というようなフットボールの話はFACEBOOKなどでつらつらかくとして、ここでは、いかにフットボールがイスタンブールという町で影響のあるものなのか、というお話を。

この日の午前中。僕はイスタンブールの観光と生活がクロスオーバーする不思議な街角、スパイスマーケット(エジプシャンマーケット)を歩いていた。とりあえず一回り…というにはあまりにも複雑、混雑、広大なバザールを、とりあえず一回り。そこで声をかけられるのは、まずは、中国語でその次に韓国語。ニーハオー、アンニョンハセヨー。親日国と言うイメージだったのだが…という疑問についてはまた別のエントリーで(これについては面白いエピソードがありました)。ということで商売熱心な声はたくさんかかるけれども、それだけという感じ。それが一転したのは、露店で、ガラタサライのマフラーを買ったその瞬間から。もう一度マーケットを回ると…

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New discovery my top10 wine in 2013

2013年、新たに出会ったワインはざっと1500種。プラコップにちょっとだけ注がれたものからボトル1本開けてしまったものまであるので、おそらくフルボトル換算でいけば150本分程度、ということになるだろうか。そのほかすでに出会ったもののお気に入りの再飲(たとえばニュージーランドはマルボロのホワイトヘヴンや、シャトー・ダングレスなどは何本開けただろうか…)や、ビール、日本酒、焼酎、ホッピーにハードリカーなどなど。今年も丈夫な肝臓と腎臓を分けてくれた親には感謝(微笑)。
さて、今年のトップ10ワイン。昨年はデイリーレンジ(3000円以下)の心地よいワインという基準だったが、2013年は、まず価格の上限を取っ払った。とはいえあくまでも「今の自分を幸せにしてくれる」範囲でのコストパフォーマンスは重視。今回2万円代のものもあるが、あまり芸術性だとかは重視していない。基準は、「そのワインで、自分の時間、集った人が幸せになること。そして、生産者やその土地に想いを馳せて、ちょっぴり感動できる。そして、もう一度飲みたいと思える余韻と財布」。
今年のトップ10ワインのタイトルは、「新発見」。日本語としては「まだ未定」的な、発見なんだから「新」はおかしいだろう、というところなのだけれど、「新しい気づきを与えてくれたワイン」という気持ちを込めた。それは見知らぬ国やエリアだったり、ワインの楽しみ方だったり、組み合わせだったり、それぞれ今回選出したワインには幸せな発見と、今までの自分のワインの常識に対する強烈で優しい方向転換もあった。
それは愛好家、メディアという目線に加えて、1月~6月まで南青山の金曜限定ワインバー店長という経験と、7月からの白金高輪14のワイン会運営という2つの体験がもたらしたものだっただろう。人が幸せになって、笑顔で、でもときに神妙な語り口で生産者やその国の文化を語る。ワインにお金を払うっていうのはどういうことなのか、そのワインで幸せになることってなんなのだろうか、という気づきと発見があった1年だったように思う。
そこで、あえて、ワインにとって重要なヴィンテージの違い、という評価軸ははずしてみた。例えば素晴らしきベル エポック06、ウニコ69などの作品も、はずすことにした。最高のワイン10ではなく、僕にとっての新しい気づきをさせてくれた、今年出会ったワイン10ということになる。必然的に既存の著名産地よりもエキゾチックな産地が多くなるが、これも、ある意味、僕と2013年のワインとの関係を表したものといえるだろう。とここまでワイン10と書いたが、どうしても絞り切れず、シャンパーニュ/スパークリングは別に5本を選出(別記事にて)。ここではスティルワイン10本を選出した。
自分を振り返るとともに、ご覧いただいた皆さんにもぜひ試していただきたい10本です。
(記載順に特に意図はなく順位というわけではありません)

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Beautiful naiveness wine of Lebanon

白金高輪14で開催している「ワインで世界旅行」シリーズ。12月1日の日曜日の午後は、レバノンワイン。中近東・北アフリカ編、地中海ロゼ会などでご紹介し、参加者のみなさんから好評だったので、今回は、そのレバノンに絞って、じっくり、ゆっくり、楽しく味わっていただく会を開いた。

ゲストにはレバノン出身で、レバノンワイン、オリーブオイルを扱うヴァンドリ-ヴを運営するスヘイルさんご家族をお招きした。
http://www.vinsdolive.com/ja/
現地のいろいろな情報などもお聞きしながら、ワインはもちろんレバノンのオリーブオイル、スヘイルさん手作りのレバノンのソウルフード、ひよこ豆のペースト「フムス」も登場。レバノンのテーブルの素朴で美しく、そして温かい風景が広がった。

そう、レバノンワインの良さも、素朴であるけれど美しく、どこか温かみのある世界。アタックは優しく、派手さはないけれど、喉をゆるやかにあたたかく通り過ぎると、静かに、でもうすっぺらくなく、じわじわと、むしろアタックにはなかった芯の強さのある豊かな果実味で、全身を体の中から熱くしてくれる感覚。それでも、やはりそこにあるのは自然の風景、綿のテーブルクロスに、飾らないお皿。心を洗ってくれるのは鮮烈で凛とした冷水ではなく、とろとろとした湯あたりの温泉。秋の露天風呂。優しく包まれながらじわじわと心が温まっていく…

レバノンの古代からの歴史や自然を考えれば納得がいくのだけれど、僕らの常識が届く近現代史だけに限って言えば、内戦と国際政治力学の中に揺れる紛争の中心地。それでも、人の営みがどうであろうと、旧約聖書の時代からワインがはぐくまれていたこの場所は、どこまでも、あくまでも、優しく、素朴で、温かい。白はどこまでも青い空と緑の杉の風景に爽やかにトリップさせてくれる。赤は、どんなに苛烈な時代でも、家族の笑顔が小さなテーブルに広がるだろう。ロゼがあればなんの駆け引きもなく、恋と愛とやんちゃなあの頃と幸せな老いを語れる。心が温かく優しく、そしていつのまにかすべてを忘れて語り合える。国際品種だろうと地品種だろうと、それは変わらない。

スヘイルさんが扱っているレバノンワインは、ギミックもトレンドも野心もマーケットも関係ない。どんな時代でも変わらない、という素晴らしさ。幸せな熱い涙が少しだけこぼれる。時代遅れかもしれないけれど、いや、これこそが、今、僕が求めているワインの一つなのだ。

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Kaleici, full moon eve

その土曜日は、満月前夜だった。午後の散策を終え、16時45分、メンバーと、カレイチの待ち合わせの定番スポット、カレカプス駅近くの時計台の前で待ち合わせる。地元の人たちもここのベンチやフェンスに腰掛け10分、15分と会話をすると(もちろん内容は分からない)、連れだってどこかへ向かう。渋谷のハチ公前の土曜日、というほどの密集ではないけれど、心地よい雑踏。太極旗の小旗をもったツアーガイドに引き連れられ、15人ぐらいの韓国人の観光客がやってくる。土曜日の間、日本人とは3人ほどすれ違った。「30分後にここで集合です」かろうじて理解できる程度の韓国語。なぜアンタルヤを選んだのか、慌ただしいツアーのようだけれど、彼らはここでどんな思い出を持ち帰るのだろう。メンバーと落ち合って、マーカス×ジョージなマネジャー(前のブログ参照)のポートサイドレストランに向かう。港に降りた17時30分は、もう、みちる寸前の月が濃いブルーに浮かぶ。

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Kaleici, afternoon

アンタルヤの観光名所は旧市街カレイチ。新市街から港へ。急な坂、ゆるやかな坂、断崖の階段。地中海を望む雄大なランドスケープと、小さな観光船がひしめく港に、小さな石畳の路地。プチホテルの中庭のレストランと道に楽しそうに並べられたレストランの席。お土産物屋とふだんの生活が心地よく混在する幸せな迷宮。

視察のオフの土曜日の午後、ホテル近くからノスタルジックトラムという路面電車で15分。この場所に一人で迷い込んでみる。リゾートエリアからのカレイチの入り口であるカレカプス駅で降りる。そこは活気あふれる新市街と、旧市街のはざま。お洒落なスポーツアパレルショップや両替店を過ぎると、ケバブやムール貝の屋台市場。鼻孔をくすぐる香ばしさとBGMレベルで心地よい客引きの声を、少しだけ足を速めてすぎると、もう、幸せな迷宮に入ったことを知らせてくれる石畳に入る。ただのお土産物屋の観光化された場所、という少し斜に構えながらその坂を下りていくと…。

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In the ruins of Antalya

First, I would like to thanks to Ms. Esra Kadaifci。In spite of the busy schedule, she gave me a guide.

アンタルヤの市街から車で30分も走れば、古代ローマ時代の遺跡にあたる。アレキサンダー王からローマへ。セルジューク王朝、オスマン帝国、イスラム化の前の都市文化の時代。トルコの重層的な歴史絵巻が見える歴史遺産だ。まず訪れたのは、『アペンドス』。アンタルヤから東へ39km。ほぼ完ぺきな状態で保存されている古代劇場。小アジア最大級ともいわれる遺跡で1万5000人から2万人収容可能という、現代の東京で言えば武道館クラスの劇場になる。実際にそこに立ってみると、多少盛った数字のように思えるけれど、この急斜面にもにたすり鉢状の劇場にびっしりと、今でいうところのオールスタンディングで人々がひしめいたとすれば相当な熱気だったのだろうか。周囲には、アクロポリスの丘、競技場後。トルコの地中海沿岸は、ローマやギリシャの歴史が、間近にある。

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Location of Antalya, a happy food part1

健康。健やかに生きる上では心身ともに幸福でなければいけない。ということは当然だが、その上ではやはり、食文化というのはとても重要なものだ。幸せに豊かに。毎日のテーブルをどう幸せにしていくか。この点でアンタルヤは実に、豊かだった。

知られているか知られていないかはわからないのだが、トルコは食材天国でもある。豊かな太陽から生まれる野菜、果物、三方を違った性質を持つ海に囲まれたことによる豊富で多様な魚介、ナッツや源流であるヨーグルト、チーズなどの乳製品、羊を中心とする肉など、世界でも有数の食材の多様さと量を誇る国なのだ。その食材から生まれる宮廷から庶民レベルまでの多様な料理は魅力的だ。

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トルコ・アンタルヤ「浴場は社交場」

今回の旅の目的の一つはトルコに脈々と受け継がれるスパ文化にリサーチ。しかし、最新と自然の組み合わせなど、古(いにしえ)と最先端の融合から、世界中で素晴らしいスパはある。僕自身も結構好きで、日本を含め、世界のいろいろなスパを経験したので、トルコに対してはそれほどの期待をしていなかったというのが本音。

しかし、これがあった。トルコの伝統的スパといえば『ハマム』。蒸し風呂で、いわゆる三助さんがいて、ゴシゴシ垢すりに泡マッサージという定番のスパ。スパというよりもむしろ日本の江戸時代の銭湯に近い(江戸の銭湯は蒸し風呂)のか。スパという言葉を狭義でいうならば、今のカタチなのだろうけれども、広義で言うならば、お風呂的なものを中心とした癒しと交流の場所だろう。どこかハマムと銭湯は、そこが、かぶる。

街場の伝統的なハマムから、最新のゴルフリゾートの極上のハマムまでいろいろ視察、体験をさせてもらったが、単に美容、健康の施設というのではなく、やはりそこには社交であり、人間の匂いがする。昔、女性のハマムは、周囲のおばさま方が若い娘の嫁入り前のカラダのチェックをする場所だった、なんて話も聞いた。ホテルのハマムではでかい大理石のベッドに男2人寝そべって、あーでもない、こーでもないと話す地元の男性がいた。あったまってキレイになった身体でリラクゼーションルームに行けば、チャイでも水でもひっかけながら、また長話が続く。銭湯だ、日本の銭湯だ。

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トルコ・アンタルヤ「ヘルス・ツーリズム展」

2013年11月13日~19日、トルコのリゾートエリアとして発展を続けるアンタルヤにて開催された『ヘルス・ツーリズム展』の取材。あわせて現地のスパ施設の視察という機会をいただいた。

日本ではまだ広くは知られていないが、トルコは地勢上、欧州エリアからのリゾート需要も高く、こうした経緯を生かして、現在、ヘルスツーリズムに力を入れているとのこと。ヘルス・ツーリズム展においては、メディカル、スポーツ、アウトドア・ウェルネスなど心身の健康、治療、娯楽面から総合的に、トルコにおけるヘルス・ツーリズムの可能性を見ることができた。僕の立場とすれば、ここに食、ワイン、そのほかのエンタテインメントを組み合わせて、トルコにおける「日本人としての幸せで楽しいトルコでのヘルスアクティヴィティはどうあるべきか」を形にすることがミッションなのだが、トルコ、そしてこのアンタルヤを中心とする地中海リゾート地域は、そのポテンシャルは十分で、とてもワクワクするテーマだと感じている。

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地中海ロゼ会

10月27日、台風が過ぎ去って、心地よい秋の日となった日曜の午後。

中近東ワイン専門webショップ『ANCIENT WORLD』の田村さん、レバノンワイン、オリーブオイルなどを取り扱う『Vins d'Olive Asme』のスヘイルさんのご協力を得て、地中海限定でのロゼワイン会というちょっとユニークな会を開きました。

イタリア・ベネチア、フランス・ラングドック、チュニジア、ギリシャ、トルコ、レバノン、イスラエルから、少し黒海に入ってブルガリアとロゼの泡から甘口ローズワインまで。ズラリと並ぶと、ロゼと一口に言っても白に近いものから、サーモンピンク、ローズを抽出した様な濃いもの、オレンジがかったゴールド系など実に多彩なカラー。このカラーバリエーションもロゼワインの魅力の一つでしょう。

お味の方も、様々で軽やかな果実味、厚みのある余韻、ミネラルとアルコールが直線的に来るものなど、様々で、10人の参加者の皆さんの好みも分かれていました。共通しているのは、エクゾチックさ。地中海の青い輝きと風が、どこか旅心をくすぐる。その時間帯が午後であったり、朝であったり、トワイライトであったり、夜だったり…風景が浮かぶワインたちでした。

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